費用・契約
「無料」「月額数千円」のホームページ、解約したとき何が残るのか
無料や月額数千円のホームページ作成サービスを、使っている間ではなく「やめるとき手元に何が残るか」で判断するための5つの確認点を、沖縄・那覇のHP制作者が整理しました。
「無料で作れるサービスがあるみたいだし、まずはそれで十分じゃないだろうか」——ホームページを調べはじめて、そう思った方がこの記事にたどり着いているのではないかと思います。無料や月額数千円のサービスはいくつもあり、テンプレートに文字と写真を入れれば、その日のうちに公開できるものもあります。
ただ、比較記事の多くは「使っている間の話」に限られています。デザイン、機能、月額いくら。もちろん大事ですが、私がいちばん確認しておくべきだと思うのは、その先です。サービスをやめるとき、あるいは引っ越すとき、手元に何が残るのか。
この記事では、無料・低額のサービスを検討している方に向けて、契約前に見ておきたい点を「やめるとき」の視点から整理します。批判するつもりはなく、条件が合えば良い選択だと考えていますが、後から取り返しがつきにくい部分だけ先にお伝えします。
「使っている間」の比較では、差が出にくい
無料サービスと制作依頼を比べると、たいてい機能表の話になります。ページ数、テンプレート数、フォームの有無。ですが公開したばかりの数か月では、正直なところ差はそこまで大きくありません。写真がきれいで、住所・電話番号・営業時間が正しく載っていれば、見た人にはちゃんと伝わります。
差がはっきり出てくるのは、たいてい1年、2年続けたあとです。ブログを書きため、写真も増え、検索から人が来るようになった状態で「もう少しちゃんとしたものにしたい」と思ったとき、積み重ねを持って引っ越せるかが問われます。だからこそ契約前に見ておく価値があります。
引っ越しのときに効いてくる、住所の話
いちばん先に確認していただきたいのが、ホームページのURLです。無料プランの多くは、サービス提供元のアドレスの一部を借りる形です。自分で取得したアドレスのことを独自ドメイン(インターネット上の住所を自分の名義で持つこと)と呼びます。
借りている状態で困るのは、引っ越すときにURLがまるごと変わることです。名刺もチラシもGoogleビジネスプロフィールも差し替えが必要です。もっと大きいのは検索での積み上げが引き継げないことです。Googleの内部の扱いは非公表で断定はできませんが、住所が変われば基本的にゼロからやり直しになると考えておいたほうがいいと思います。
有料プランで独自ドメインを使えるサービスは多いので、「今のプランはどちらか」を始める前に確認しておく価値があります。
文章・写真・お客様の情報を、持ち出せる形にしておく
次に見ておきたいのが、自分で入れたものを外に出せるかどうかです。ブログの書き出し(エクスポート)ができるか、写真がアップロード時に自動圧縮され元の画質に戻せない仕様になっていないか。私は「写真と文章の元データは、必ず自分のパソコンかクラウドにも残しておく」ことをおすすめしています。サービス側に頼らずに済む、いちばん確実な方法だからです。
見落とされやすいのが、お問い合わせフォームに届いたお客様の情報です。送信内容が管理画面にたまる仕組みの場合、解約すると履歴が見られなくなることがあります。連絡先や相談内容の記録は事業の大事な資産です。フォームの通知先が普段使うメールアドレスか、今日確認してみてください。
広告表示と、値上げ・サービス終了という「相手の都合」
無料プランでは、ページの下や横に広告やロゴが表示されることがあります。まず存在を知ってもらう段階なら気にしなくていいと感じます。一方、士業の方や単価の高いサービスを扱うお店では第一印象に影響することがあります。有料プランで消えることがほとんどなので、早めに切り替える判断もあると思います。
もう一つ、誰にもコントロールできない部分ですが、値上げや提供終了という可能性もあります。移行できる準備は、結局は前の2つの話に戻ります。独自ドメインを持ち、元データが手元にあれば、移り先を選ぶだけで済みます。
合う場合と、合わない場合をはっきり書きます
無料・低額のサービスが合うのは、開業したばかりで、まず名刺代わりの1ページを早く出したい段階です。無理して依頼する必要はなく、「半年から1年、様子見に使う」と期限を決めて始めるなら合理的です。ホームページがない状態より、簡素でもある状態のほうがずっといいです。
一方、検索からの問い合わせを事業の柱にしたいなら、無料プランで長く続けることはおすすめしません。積み上げがリセットされる構造の上に記事を書き続けるのは、努力の置き場所として損だと思うからです。せめて独自ドメインが使える形にしてから記事を書きはじめてください。
契約する前に確認しておきたいのは、次の点です。
- 独自ドメイン(自分名義のURL)が使えるか、使うには何が必要か
- 書いた記事や写真を、あとから書き出せるか
- 広告やロゴが表示されるか、プラン変更・サービス終了時の扱いはどうなっているか
- 問い合わせの内容が、自分のメールアドレスにも届く設定になっているか
あくまで一例として、私の場合
参考までに、私(Yoshiki Web Studio・沖縄県那覇市)がどう考えているかをお伝えします。押し売りではなく、「こういう方針の制作者もいる」という判断材料として読んでいただければと思います。
私が制作をお受けするときは、独自ドメインは必ずお客様ご自身の名義で取得していただき、著作権もお渡しします。ソースコード(中身のデータ)もご要望があればお渡しします。いつでも他へ持っていける状態にしておくのが、事業の資産としては当然だと考えるからです。料金は5〜7ページ相当・スマホ対応・検索対策の基礎設定・お問い合わせフォームを含め、99,000円(税別・実績公開ご協力価格)の単一価格です。詳しくは料金プランにまとめています。
公開後の更新をお任せいただく月額の保守もありますが任意です。更新できる方は付けなくてかまいません。方針の全体はわたしたちのお約束に書いています。
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無料や低額のサービスは、それ自体が悪いものではないと思っています。伝えたいのは「安いから危ない」ではなく、「使っている間の快適さと、やめるときに残るものは別の話」ということだけです。
今すぐできる確認は2つ。今のURLが自分名義のドメインになっているか、問い合わせフォームからテスト送信して自分のメールに届くか。どちらも5分で終わります。
今のサービスを続けるべきか作り直すべきか整理したい段階でしたら、気軽にご相談ください。無理にはおすすめしません。ご相談のフォームから状況をお聞かせいただければ、一緒に整理します。