費用・契約
ホームページ制作の相見積もり、何を比較すればいいのか
ホームページ制作の相見積もりは金額だけで比較すると見落としが起きがちです。含まれる制作範囲・著作権・ドメイン名義・保守の有無という4つの視点と、相見積もり自体は失礼ではないという考え方を沖縄のYWSが整理しました。
ホームページ制作を検討していると、複数の制作会社から見積もりを取ってみようと思う場面があると思います。ただ、いざ見積もりを並べてみると、金額の桁が違うことすらあり、何を基準に選べばいいのか分からなくなってしまう、という声をよくお聞きします。
さらに「他社にも声をかけていることを伝えたら失礼にあたるのではないか」と気になる方もいらっしゃるようです。この点については、後ほど詳しくお伝えしますが、相見積もりを取ること自体は決して失礼なことではないと私は考えています。
この記事では、ホームページ制作の見積もりを比較するときに、金額以外にどんな視点で見ればいいのかを整理してみたいと思います。含まれる制作範囲、著作権の扱い、ドメインの名義、保守の有無といった、あとになって「知らなかった」と困りやすいポイントを中心にお伝えできればと思います。
相見積もり自体は、失礼なことではありません
まず前提として、複数の制作会社に見積もりを依頼すること自体は、ごく自然な検討プロセスだと思います。決して安くない買い物ですし、内容や進め方が会社によって異なる以上、比較検討したいと感じるのは当然のことではないでしょうか。
「他社にも聞いている」と正直に伝えることについても、私は特に問題ないと感じています。むしろ、比較対象があることを伝えていただいたほうが、こちらとしても「どの部分で選んでいただけそうか」を意識してご説明できるので、話がかみ合いやすくなるように思います。
決して悪いことではないのですが、なかには「一社に絞って義理立てしたほうがいい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。ただ、ホームページは公開後のお付き合いが長く続くものですので、納得した上で選んでいただくほうが、結果的にお互いにとって良い形になるように感じています。
金額だけでなく「含まれる範囲」を比較する
見積もりを比較するとき、まず目が行くのは合計金額だと思います。ただ、同じ「ホームページ制作一式」という項目でも、会社によって含まれる中身がかなり違うことがあります。
例えば、次のような点は会社ごとに差が出やすいところだと思います。
- ページ数(トップページのみか、会社概要・サービス紹介・お問い合わせなど複数ページか)
- スマートフォン対応が標準に含まれているか
- お問い合わせフォームの設置が別料金になっていないか
- 検索エンジン向けの基礎設定(タイトルタグの設定など)が含まれているか
- 写真撮影や文章作成(ライティング)が別途必要か
金額の安さだけで判断してしまうと、あとから「この作業は追加費用です」と言われ、結果的に想定より高くつくこともあり得ます。逆に、最初は高く見えても必要なものがひと通り含まれている見積もりのほうが、トータルでは分かりやすい場合もあると思います。見積書をもらったら「これは含まれていますか」と一つずつ確認してみることをおすすめします。
著作権とドメインの名義も、確認しておきたいところ
見積もりの比較というと金額や制作範囲に目が行きがちですが、実は「権利」に関わる部分も、あとになって気づきやすいポイントだと感じています。
一つは、完成したホームページのデザインや文章の著作権が、お客様に譲渡されるのか、それとも制作会社側に残るのかという点です。契約によっては著作権が制作会社に残ったままになっているケースもあり、その場合、将来別の会社に運用を引き継ぎたいと思っても自由に手を加えられない可能性があります。
もう一つは、ドメイン(ホームページのアドレス)の名義です。ドメインが制作会社の名義で取得されていると、契約を終了した際に引き継ぎで手間がかかったり、最悪の場合は使えなくなってしまったりすることもあるようです。ドメインは基本的にお客様ご自身の名義で取得してもらうほうが、長い目で見て安心につながるのではないかと思います。
保守の有無で、公開後の安心感が変わる
見積もりの比較では、制作費だけでなく「公開したあと、誰がどう面倒を見るのか」も確認しておきたいところです。
ホームページは作って終わりではなく、営業時間の変更やメニュー改定、ちょっとした文言修正など、公開後にも手を入れたい場面が出てくるものだと思います。保守契約がない場合、こうした修正のたびに都度見積もりになったり、対応してもらえなかったりすることもあり得ます。逆に保守が手厚すぎると、あまり使わない機能に月々の費用を払い続けることになるかもしれません。
保守は「絶対に必要なもの」ではなく、ご自身でどこまで更新できそうか、公開後にどのくらい変更が発生しそうかによって必要度が変わってくるものだと考えています。見積もりを比較する際は、保守が含まれているか、月にどこまで対応してもらえるのかもあわせて確認しておくと安心だと思います。
Yoshiki Web Studioの場合の考え方
私の場合は、ここまでお伝えしたような「あとから気づいて困る」ポイントをできるだけなくしたいと考えて、料金の仕組みを作っています。
ホームページ制作は「実績公開ご協力価格」として99,000円(税抜)の単一価格でご案内しており、5〜7ページ相当のページ数、スマートフォン対応、SEOの基礎設定、お問い合わせフォームの設置までを含んだ内容にしています。著作権は納品後にお客様へ譲渡し、ドメインもお客様ご自身の名義で取得していただく形にしていて、公開後に追加費用をいただくことがないようにしたいという方針で運営しています。料金の詳細は料金プランにまとめています。
保守については任意でご案内しており、月々の更新作業の頻度に応じて4,980円からのプランをご用意しています。サービス内容の全体像はサービス一覧、これまでの制作事例は制作実績からご覧いただけます。
もし、いま複数社から見積もりを取っている最中で、内容の見方に迷っている、という段階でしたら、気軽にご相談いただければと思います。無理におすすめすることはありません。ご相談のフォームから、いただいた見積もりの内容を一緒に見ながら、比較の視点を整理するお手伝いができればと思います。この記事が、判断材料の一つになれば嬉しいです。
よくある質問
Q. 相見積もりを取っていることを、正直に伝えてもいいのでしょうか。
はい、問題ないと思います。比較検討していることを伝えていただくことで、制作会社側も何を重視して選んでいただけそうかを意識して説明しやすくなります。多くの制作会社にとって、ごく自然なことだと感じます。
Q. 見積もりの金額が安い会社と高い会社では、何が違うのでしょうか。
含まれるページ数や作業範囲、著作権やドメイン名義の扱い、保守の有無などが異なることが多いです。金額だけでなく、同じ条件で比較したときにどちらが合っているかを確認することをおすすめします。
Q. ドメインの名義は、なぜ自分の名義にしたほうがいいのですか。
ドメインが制作会社の名義になっていると、契約終了時に引き継ぎで手間がかかったり、使えなくなってしまう可能性があるためです。ご自身の名義で取得しておけば、将来どの会社に運用を依頼する場合でも安心して継続できると思います。
Q. 保守契約は必ず入らないといけませんか。
必須ではないと考えています。ご自身でどこまで更新できそうか、公開後にどのくらい変更が発生しそうかによって、必要度は変わってくると思います。まずは保守なしで様子を見て、あとから検討していただくことも可能です。
Q. 見積もりを比較する際、著作権について何を確認すればいいですか。
完成したホームページのデザインや文章の著作権が、納品時にお客様へ譲渡されるかどうかを確認しておくと安心です。譲渡されない場合、将来別の会社に運用を依頼したいときに、自由に手を加えられない可能性があります。